あなたはステーキングをしたことがありますか?
「なんか不安だからしたことない」という方も多いのではないでしょうか。
ですが結論から言いますと、
ステーキングはした方がいいです。
今回は、
ステーキングとはなんなのか、またそのメリットや注意点を解説していきます。
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ステーキングとは
ステーキングとは、簡単に言うと「定期預金の仮想通貨版」です。
つまり、指定された期間仮想通貨を預け、利回りが得られる仕組みを指します。
最大の特徴は利回りの高さです。
私がステーキングしているADAコインは、年利が5.1%となっています。
銀行預金の平均が0.002%、日本国債でも0.05%ほどですので、
いかにステーキングの利率が高いか理解していただけるのではないでしょうか?
ちなみに、100万円預けた場合の利息を表にまとめると、以下のようになります。
投資商品 | 金額 | 利率 | 利息分 |
銀行預金 | 100万円 | 0.002% | 20円 |
日本国債 | 100万円 | 0.05% | 500円 |
ADAステーキング | 100万円 | 5.1% | 51,000円 |
こうやって並べてみると、ステーキングの利率が圧倒的ですよね。
ただ、もちろん仮想通貨ステーキングにも注意点があります。
仮想通貨ステーキングの注意点
仮想通貨ステーキングの注意点は主に以下の3つです。
・仮想通貨の価格変動で価値が下がることがある
・金利がついた時価で税金がかかる
・仮想通貨の所得は基本的に雑所得になる
仮想通貨の価格変動で価値が下がることがある
仮想通貨ステーキングの利息の払い戻しは円ではなく、ステーキングした仮想通貨です。
そのため、ステーキングで高い利回りを得ていても、価格変動で損失を被るリスクがあります。
わたしは、仮想通貨ADAでステーキングをしていますので説明しますね。
例えば、1ADAが100円の時に100ADA=10,000円を5%の利回りでステーキングしたとしましょう。
1年経つと利息分と合わせて105ADAになってもどってきます。
ですが、仮にもどってきたときに1ADAが80円になってたらどうなるでしょうか。
105ADA=8,400円になるので、
最初に比べてADAの枚数は増えているにも関わらず、
1,600円も損しています。
このように、仮想通貨は変動が激しいので、
ステーキングで高い利回りを得ても損失を被る可能性がある
ことを覚えておいてください。
ただ、逆に仮想通貨が値上がりした場合は、それだけ利益は増えていきます。
これは、実際に預入れをしてみて自分自身の目で見てみる方が覚えるには早いです。
金利がついた時点で税金がかかる
ステーキングの利率は年利表示ですが、金利がもらえるのは数日ごとの場合が多いです。
ADAは5日ごとに利息が分配されるので、5.1%の年利の5日分を毎回もらえるということですね。
利息が分配されると、分配された時価で計算される日本円分が課税対象になります。
例えば、
ある日1ADAが100円の時に1ADAの利息が分配されれば、
100円の所得で計上しなければいけませんし、
1ADAが150円の時に利息が分配されれば、
150円の所得で計上しなければいけません。
さらに、利息分配後に仮想通貨の価値が下がったとしても、分配時の所得課税対象は変わりません。
つまり、100円分のADAを分配されて、
後にそれが50円になってしまったとしても、
100円にかかる所得税を払わなければいけないということです。
ここに関しては、私がステーキングをはじめた2019年に、
国税庁や最寄りの税務署、税理士さんに何回も確認しましたが、
やはりそれぞれ見解が違いました。
ただ、今では、国税庁より発表されています
「暗号資産に関する税務上の取り扱いについて」にてステーキングに関する内容も追記されましたのでしっかり見ていく必要があると思います。
詳しく知りたい方は国税庁ホームページからご覧になってみてください。
仮想通貨の利益は基本的に雑所得になる
仮想通貨での利益は基本的に雑所得になります。
雑所得とは、10種ある所得区分のうち、他の9種の中でどれも当てはまらない所得です。
この雑所得は累進課税制度が取られているため、利益が増えれば増えるほど払う税金が増えます。
ちなみに、累進課税の税率は以下のようになっています。
所得金額 | 税率 | 控除額 |
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
例えば、給与所得が400万円で、仮想通貨での利益が300万円だとします。
すると、(400万円+300万円)✖️0.23−63万6,000円で税額は97万4,000円です。
ちなみに、株式の配当の利益は一律20%と定められているので、
仮想通貨投資は税制で比べるとかなり不利ということがわかります。
ただ、この税制は現段階の仕組みなので、
これから先変わっていく可能性は十分に考えられるでしょう。
まとめ
仮想通貨のステーキングを避けていた方もいるかもしれませんが、
しっかりとした知識を身につけた上で行えば、インカムゲインを受け取ることができます。
リスクもありますが、そのリスクを差し引いても高い利回りは魅力的です。
この記事を読んで、少しでもステーキングに興味を持ってくれた方がいれば、とても嬉しいです!
ただ、あくまでも投資は自己責任かつ余剰資金で行うようにしましょう。